【寄稿8】コンポスト始めた!
干拓の里の体験農園は有機栽培を推奨している。
有機栽培に土づくりは欠かせない。
自分で肥料を作ってみたい!
コンポストを始めることにした。
さっそくインターネットで検索してみた。たくさんヒットした。
牛糞と油粕とカニの甲羅にもみ殻を混ぜてとか、いろんなことが書いてある。
カニの甲羅ではなく、牡蠣の殻が良いとか、またまた迷路に迷い込んでしまった。
私の家庭菜園の師匠の伯母に聞いてみた。
「EM菌を使ってはどうか」
EM菌というのは、沖縄の大学の先生が発見した手法で、泥団子にして川に投げたら、河川の浄化にもつながる優れものらしい。ただ、はっきりした根拠があるわけではないらしい。
しかし、師匠がいうのだから試してみる価値はある。
娘とEM菌ぼかし肥料の作成に取り掛かることにした。
まず、密封容器が必要になるようだ。発砲スチロール箱や黒いビニールゴミ袋でも良いようだ。
私はこういう時、恰好から入るタイプだ。
EM菌専用容器が欲しい。
妻はこういう時、ケチだ。いや、倹約家で合理主義者だ。
いくらするのか執拗に問い掛けてくる。
家族でホームセンターに出かけた。
3千円くらいで買えそうだ。
これなら妻も文句は言わないだろうと思ったが、何かコソコソ調べている。
「諫早市に申請すれば、コンポスト容器の費用の半額は戻ってくるらしいよ!」
やっぱりケチだ!と少しだけ思ったが、市の考えは素晴らしい。
諫早市は、ゴミを削減したいのだ。
このために半額負担するというのだ。
家族で、ゴミのリサイクルについて真剣に考えた。
SDGsという言葉が叫ばれているが、持続可能な開発目標というのは、人類にとって大きなテーマだ。世界の中の日本の中の諫早の中の干拓の里の小さな一画からの発信だが、凄いところに行きついてしまった。
家族とともに、SDGsに取り組んでいきたい。
今日も、コンポストには、野菜くずや魚の骨が投入され、日々、ぼかし肥料が作られていく。