【寄稿5】畑の魅力(体験農園への新規入園の手引き)

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私は、干拓の里の「体験農園」利用者の一人です。
ここの畑をお借りしてから、我が家の生活が大きく変化しました。
今回は、この干拓の里の「体験農園」について、私の目線で感じたことを書いてみます。

まず、なぜ畑を借りるに至ったかということですが、きっかけは、ロロナ禍で行くところがなかったからです。
もともと、植物を育てるのは好きで、ベランダでミニトマトや朝顔などを育てていました。それはそれで楽しいし、今も続けていますが、それだけでは何か物足りない…

だからと言って、素人が畑を借りるというのはハードルが高い。
調べると、無料で貸してくれる畑もありましたが、私のスキルでは続きそうにない。
トイレもないし、水もない。
蛇や猪で大騒ぎ…
絶対無理だ…

ある程度、管理されている農園じゃないと…

この「体験農園」は、干拓の里の中にあるので、トイレも水もあり、休憩所まで揃っています。有機肥料も無償提供。スコップもジョウロもネコ(手押し一輪車)もあります。

極論ですが、種さえあれぼ、何もいらない。すぐに始められます。

とは言いつつ、入園した後に「話が違う!」とならないように私が思う必須アイテムについて記します。

  1. 鍬(最初は平鍬だけ。最近、三本鍬も追加購入。)
  2. 移植ごて(小さなスコップのこと。苗付け時、必須。)
  3. ハサミ(収穫の時や農業資材を切るときに使用。)
  4. 支柱(育てる植物にもよりますが、トマトやキュウリなら絶対必須。)
  5. マルチ(黒マルチがおすすめ。ワラやモミガラもあれば便利。)
  6. 虫よけネットか寒冷紗(アブラナ科の植物は虫が大好き。)
  7. 麻ヒモ(いろいろ便利。)

必須アイテムと言いながら、育てる植物によって、過不足はあります。

本当に大事なものは、一緒にやるチームメートの存在だと思います。
何が必要か、みんなで話すだけでも、かなりワイワイ楽しいです。
たくさんの収穫物を、親戚や近所の人に配るときの娘の誇らしい顔が堪りません。

さて、ここからが大事な話ですが、畑を始めてから、我が家の生活は、とても大きく変わりました。
だいたい土日は、畑です。
行かなければならないのではなく、どうしても行きたくなるのです。

ミニトマトひとつにしても、プランター栽培と比べると、成長具合もたくましさも全く違います。
キュウリは、葉っぱに隠れて実が付くのですが、採り忘れると、こん棒みたいになっちゃいます。漬物にして、意地でも食べましたが…
手頃なプランター栽培も利点はありますが、それと比べると畑はかなりダイナミックです。本当にハマリきって、生活が激変しました。

変わったのは、生活だけではありませんでした。

畑を始めて尿酸値が劇的に下がりました。
いきなり個人的過ぎる情報ですが、尿酸値が高いと痛風になってしまいます。
基準値は7.0です。
毎年、人間ドックを受けているのですが、7.6、7.7、8.2と、年を取るごとに、レッドゾーンを明らかに超えていました。
畑を始めて半年ですが、今年は、6.2です。ビックリです。薬なしで元に戻りました。
ドックの医者の話では、畑作業で新陳代謝が活発になったことが、結果に大きく影響しているとのことでした。

たくさん野菜が獲れる。
日々の生活に張りがでる。
家族とたくさん触れ合える。
尿酸値が下がる。

畑は良いことづくめのイベントです。

さあ、皆さんも一緒にやりませんか?